(有)伊藤バック製作所
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光触媒について 8/8

(1)防汚機能

汚れは,様々な有機成分や油分にからなる。光触媒は材料の表面についた有機成分を酸化分解することによって汚れるのを防ぐことができる。酸化機能のほかに,TiO2は光照射によって親水性を持つことが知られており,この親水機能もセルフ・クリーニング機能に貢献していると考えられている。用途としては,建物の外壁や窓ガラス,蛍光灯などのランプカバーなどにコーティングすることにより,自動車の排ガス,タバコ汚れ,脂汚れなどを自然に落とすことができる。

(2)抗菌・殺菌機能

細菌は有機物でできていることから,光触媒の表面に接触してくる細菌を殺し,さらに死骸を分解することができる。光触媒が大腸菌や緑膿菌といった細菌の細胞膜を酸化・分解すると見られている。細胞膜を分解するという意味では,抗生物質も同様の原理で細菌を殺すが,抗生物質が耐性菌を作り出すのに対して,光触媒は原理的に耐性菌は生成しないと考えられている。用途としては,タイル,トイレ,台所用品などのほか,カテーテルなどの医療器具に光触媒を塗布して感染防止に役立てようとする検討が進んでいる。

(3)防藻・防カビ機能

細菌と同様に,藻やカビといった大きな生物も光触媒で分解できる。ただし成長してしまうと除去するだけの力は光触媒にはないために,初期の段階で分解する必要がある。カビや藻は胞子を産み出して繁殖するために,胞子が付着して発芽する前に分解することは可能である。用途としては,藻やカビを防ぐためにスプレーや塗料,建材などむけに検討されている。

参考文献

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/WORD/20051222/111838/